多嚢胞性卵胞症候群
簡単にいうと
卵巣内にたくさんの卵胞(以下卵と呼びます)があり
本来はその中から一番優秀そうな一つが選ばれてホルモンの影響を受けて大きくなり
排卵という現象が起こるのですが
その候補生が多く存在してしまい、優秀な一つに絞り切られないため
なかなか卵が育ってくれない現象のことです。
生理が起きるメカニズムは
排卵⇒高温期が2週間ほど続く⇒生理
という流れになるため、排卵が起きなければ当然生理もきません。
原因はまだはっきりとわかっていないそうなのですが
男性ホルモンが多く作られてしまうことで発症するそうです。
そして、この症状が出ている方の多くに見られるのが
「インスリンの抵抗性が高い」という現象です。
インスリンの抵抗性が高いとは?
インスリンとは
血糖を下げるホルモンのことで
インスリンの抵抗性が高いというのは
体がインスリンに反応しにくくなる状態のことです。
なかなか反応してくれないと
体はもっとインスリンを出そうと頑張ってしまいます。
これはホルモンバランスの乱れにも影響を与えるといわれています。
そして、インスリンの抵抗性が高いと
卵に対する女性ホルモンの効きも悪くなります。
(いろいろなメカニズムがあるのですが
長くなるのでここでは簡単にお伝えしています)
そこで、このインスリンの抵抗性を下げながら
ホルモン投与による不妊治療を行うことになりました。
どんな不妊治療なのか
インスリンの抵抗性を低くするためには
糖尿病患者の方に用いられる
「メトホルミン」という錠剤の薬が用いられます。
私の場合は、肥満体系ではないことから
「メトホルミン塩酸塩錠250mg」を
朝夕食後に1錠飲むという形になりました。
次は、私の行っていた「不妊治療編(ホルモン治療)②」について書きたいと思います。
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